どさんこ九州に住む

北海道民が九州に移住。日々感じるカルチャーショックを4コマにしました

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4コマ「北の大地で憧れないで」

北海道での話

 

船でしか行けない所にいるクマを海から眺めるならともかく、簡単に会いに行けるところにヒグマがいると困ります。

 

かなり以前から、ゴミなどで人間の食べ物の味を覚えたヒクマが人里に降りてくることが増えたと問題になっています。
そして、この数年、北海道では人を恐れない「人慣れ熊」が増えてきているようです。

※「人慣れ熊=人を襲わない」では無い!

 

例えば、北海道の知床半島は、元々クマ密度が高くクマとの遭遇率の高い場所でした。
ねこさんも知床に行ったとき「クマ出没」の情報看板を見てその先に進むのを断念したこと何度かあります。

そんな知床ですが、さらに近年は「人は餌をくれる生き物」と認識したクマがうろつくようになったそうです。
観光で訪れる方には嬉しいことかもしれませんが、いい迷惑(おっと本音が失礼)……不用意に近づくのは危険です。クマはクマの理で行動するからです。
人間が友好的に近づいたって通じるわけがありません。

で、餌の味を覚えたクマが、住宅街を闊歩するようになって、そこに住む人を危険にさらして、最終的には猟友会のお世話になるんだ。

 

クマとは会わない方が、お互いにとっていいのですよ

 

WWFのホームページによると、ヒグマは北海道の55%の地域に生息しているそうです。分布範囲は全道。

一方、ツキノワグマは本州の45%の地域に生息しているようです。(東北中部6割以上、関東中部近畿3割、四国は限られた地域……環境省ホームページより)

ヒグマが北海道全域に住んでいるのに比べると、ツキノワグマの分布は偏っているようです。

 

クマの恐ろしさを身近な物と感じながら暮らしている地域と、クマは身近な恐怖では無い暮らしをしている地域とでは、「怖い」の認識が違うのかもしれません。

ねこさんも「イノシシ」が怖いって知らなかったし。
北海道にイノシシいないから。

 

けど、本当にクマは怖いんだよ。現実世界のクマはプーさんとかリラックマとか、そういうクマとは全く別物だからね。

 

 

おまけ 



面積の比較

北海道>東北地方
北海道>関東地方
北海道>中部
北海道>近畿
北海道>中国四国
北海道>九州沖縄

日本の約2割は北海道です。

北海道旅行の際にはお気を付け下さい。