予備知識なしで(「おのみち」でなく「おどう」と読んでしまったぐらい無知)、ちょっとだけ行ってみました。
山側斜面に、この古寺めぐりコースがありました。
観光に限らず、案内板が途中で途切れて「どっちいっていいかわかんない!」と、いうことや、案内板通りに進んだのに「なぜか目的地までの距離が長くなっている」という経験がありませんか?
北海道なら「この先〇十km先」って書いてある看板の後、案内板が現れず「本当にこのまま進んでいいの?」と不安になるとか。
でも、こちらは、地元の方のお話によると、一つのお寺だけ坂の下の道路まで降りないと行けないらしいですが、他は石畳を辿っていけば行けるとのこと。
すごいですね。
地図で位置や建物を確認しながら観光は続けましたが、にらめっこしなくてもいいというだけで、精神のすり減り方が違います。
道しるべ以外にも、説明の立て札がここかしこにあり、音声案内の装置があり…と、街全体が博物館のようです。
観光する側が忘れていけないのが、ここが生きている街ということだと思います。
ここで生活しているかたがいらっしゃって、お掃除や整備など町並みを保存してくださって、寺社も信仰の対象で……と、考えれば観光時の態度も丁寧なものになるかと思います。
もっとも、それは、どこの観光地でも心がけないといけないことでしょうけどね。