外食に行っても、お冷やの入っているコップは普通のコップってイメージでした。
磁器の聖地にあるカフェですから、使われている陶磁器はいいもの(お高い)だろうな~って想像していたんですけど、まさかお冷やのコップまでとは!
※ガラス製品は有田焼ではないですよ。有田焼以外も取り扱っているお店でした。
いや、お冷やが出た時点で「かわいい~♡ 素敵~♡」と思ってましたよ。
「ちょっとテンション上がる~♡」とか思いましたよ。
コップひとつで気持ちが変わるものですね。
同じ感じのコップが3千円弱で売られていました。
なので、目ん玉飛び出るぐらい高価な物ではないのかもしれませんが、ねこさんちは5個で1000円セットのコップですよ。月とすっぽんですよ。
よく考えると、値段(価格)を見る前に「いいな」と思ったんだから、それにはそれだけの「ちから」が……「価値」があったんです。
けど、価格を見るまで自分が感じた「価値」に自信が無いというか、価格を見て「やっぱり!」と思ったというか。
高い物はそれ相応の理由があると思います。
自分が「いいな」と思った物が「高価」だと嬉しくなります。
けど、「価格」だけが「価値」を計る物差しではないんですよね。
カフェで使用されていた食器……それができあがるまでに関わった人々の思いや技能、それを選んだ人の思いや丁寧な取り扱い方……それらが訪れた人の贅沢なひと時へと変わるのでしょう。
「なんでもいい」では生まれない時間。
今まで、「割ってもいいように安いもの」で生きてきました。
でも、「安いからって割ってもいい」わけではないですよね。
安価でも、自分は「価値」を感じて買ったはずなんですから。
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まあ、何はともあれ、せっかく有田に来たんだし、「ちょっといいもの」を買おうと決意。
散々悩んだ末に…
ちっちゃいドレッシング入れ1つですが、なんだかとっても嬉しい気分になりました。
「勿体ない」からと、戸棚の奥にしまい込まないようにしようと思います。
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有田でお店を回っていて気がついたこと
価値をつけるのは人間なんだな。
↓こんな雰囲気のコップだった。
↓こんなシルエットのドレッシング入れだった
↓こんなきらめきの釉薬アクセサリーだった。