どさんこ九州に住む

北海道民が九州に移住。日々感じるカルチャーショックを4コマにしました

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4コマ「K市は博多弁じゃ無いらしい」

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九州の方言をよくわかってないのに話題にするのはどうかなとは思ったのですが、よそから来た人間の印象と言うことで、ご容赦願います。

 

 

F県と言えば博多弁と、思っていたのですが、どうもK市の方の言葉は、テレビのコマーシャルなんかで聞く博多弁とは違う気がしてたんですよね。

で、こちらの方に聞いてみると、確かに違うとのこと。

 

ウィキペディアなどネットで調べてみると、九州の方言は大きく分けて3系統あるそうです。

一つは瀬戸内側の豊日方言
福岡東部、大分、宮崎で主に使われており、山口や四国と似ているそうです。

もう一つは東シナ海側の肥筑方言
福岡西部、佐賀、長崎、熊本で主に使われており、一般に九州弁と言われる特徴を多く含んでいるそうです。

最後が薩隅方言
鹿児島と宮崎南西部で主に使われており、薩摩弁と言われる特徴的な方言らしいです。

 

K市の言葉と大分北部の方との言葉が似ていると感じたのもあながち間違いではなかったようです。

 

こういう言葉や文化の違いって、旧国の分布も関係あるのかもしれないですね。
そういうのがなかった北海道民にはわかりませんけど。

豊前、豊後、日向……豊日方言

筑前筑後肥前、肥後……肥筑方言

薩摩、大隅……薩隅方言

ちょっと、違うかもしれませんが、おおよそこんな感じに分かれるのかなと、思いました。

 

F県の言葉はさらに分かれているみたいなのですが、ネット情報だと、3系統と4系統の2種類の分け方が出てきました。

 

3系統の場合だと、
筑前方言、豊前方言、筑後方言

 

4系統の場合だと、
博多弁、北九州弁、筑豊弁、筑後
(3系統の場合の豊前方言が、北九州弁と筑豊弁に分かれている?)

 

ネット情報なので、どこまで正しいのかはわかりませんが、
九州を大きく3つの方言に分けた場合、同じ系統(肥筑方言)に入る福岡市と久留米市の言葉ですが、さらに細かく分けると、「筑前方言と筑後方言」、あるいは「博多弁と筑後弁」に分かれるようですね。

 

で、本気でしゃべると同じ県内でもわからないことがあると……

すごいですね。
単純に、離れていると言葉が違う、近いと似ていると思っていましたが、必ずしもそうではないようです。

これも旧国からの積み上げだとすると、長い歴史が、そんなの知らねーの世代にもつながっているのですね。

 

 

そして、同じ〇〇弁でも、その土地土地で違うらしいです。
K市内でも区によって微妙に違うらしいですね。

 

歴史的に見ると、人が盛んに流動するようになったのって戦後ですもね。
江戸時代までは、人は基本、土地に縛られていたし(大名とその家来は転封とかあったようですが)、それ以降も、大部分の方は家を出て家庭を持つにしてもそれほど遠くの方のところへは行かなかったでしょうしね。

 

方言って、過去から現在までの人のつながり、そして同じ地域で暮らしてきた人とのつながりの表われなのかもしれませんね。

 

 

おまけ F県市町村地図

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