どさんこ九州に住む

北海道民が九州に移住。日々感じるカルチャーショックを4コマにしました

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4コマ「萩往還を歩いてみた」防府→山口(5/5)~今回最大の難所

1コマ目の図、縦横で長さの比率が違うので、実際はこんな急な坂じゃないよ。

鯖山峠の最高点は標高161m。
スタートの三田尻御船倉跡との標高差は約156m、直線距離は6.5km(6500m)ぐらいのようだ。

 

どのくらいの高さか、建物と比較してみよう。

東京タワーが333m。
通天閣103m。
京都タワー131m。
さっぽろテレビ塔が147m。
……

30~45階建てビルぐらいになるっぽい。

 

山と比較してみよう。

高い山が無いと言われる千葉県の最高峰愛宕山は408m。鯖山峠より大分高いね。
百人一首にもでてくる天香具山が152m。お! いい感じ! そうか、ああいう感じか……って、天香具山見たことなかったわ。奈良県橿原市のホームページによると、「山と言うより丘の印象が強い」って書いてある。

 

 

∞∞

防府市街地を出てから鯖山峠までは、ひたすら坂を上っていきました。登山とは比べものにはなりませんが、上り坂は疲れます。途中で休憩を入れながら歩を進めました。
整備された道路でこれだけ疲れるなら、当時はうんざりするような坂だったんだろうなーと思います。

 

なぜ山なのに「鯖」かと言うと、この辺りは昔「佐波(さば)郡」って呼ばれていたからみたい。「小鯖村(おさばむら)」という村の東南の端だったらしい。

 

頂上付近に立っている「郡境の碑」前後の短い区間は、道も狭めで、鬱蒼と茂っている木々の間を通っています。

「おお! 萩往還のイメージに合う!」と思いながら歩きました。ひっそりとしているので、ちょっとドキドキしたけど。

だって、ここで何かアクシデントが起きても、頼れるのはリュックの中身と自分だけだからね。

 

∞∞∞

そこを越えたらあとはほぼ下り。
特に、山口市街地に入る辺りからは平坦な道が続きました。

この山口駅までの5,6kmぐらいの区間が、坂道上るよりずっとしんどかったです。

普通、難所って、悪路だったり険しかったりして通行するのが大変な場所を指すので、正確には「難所」にはならないかもしれません。が、一番、歩くのが辛い道でした。

身体的というより精神的に辛かったかな?

もうね、歩いても歩いてもゴールが近づかないって感じ。
この道を歩くの楽しいって感じられなくなっちゃった。

 

都市部に入って、萩往還色が薄まったから、テンション下がった?

防府市街地を出てからずっと感じていた「ここで何か起きたらどうするべか」緊張感が解けた反動?

 

∞∞∞∞

バスやタクシーの誘惑に負けず、くじけそうになる気持ちに鞭打って、帰宅ラッシュの住宅街を抜けました。すごく長く感じました。

駅の気配を感じた辺りから、またちょっと頑張る気が蘇ったので、近道せずにちゃんと萩往還通ったよ。

 

夕闇迫る中、やっと着いた山口駅
時刻は19時。予想より2時間オーバーでした。

 

∞∞∞∞

次回は「防府→山口」のまとめ

 




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