どさんこ九州に住む

北海道民が九州に移住。日々感じるカルチャーショックを4コマにしました

[当ブログはアフィリエイト広告を掲載しております]

4コマ「非常時の想定は環境によって変えなければ」

f:id:usayusadosa:20210912134028p:plain

9月の平均気温の最高が20℃行くか行かないかの地域の経験は、
平均気温の最高が27℃、最低が20℃以下になることはない地域では役に立ちませんね。

冷凍室のアイスが溶けなかった件ですが、通常の開け閉めはしていないので、悪しからず。
一瞬開けて中の物を取り出すぐらいなので、普通に使用したら、やはり溶けていたと思いますよ。冷凍庫内ぎっしりだったのも良かったのかも。

 

そして、火を通した鍋を常温で置いていても、あめなかった(北海道弁…傷まなかった)ので、あましたものも翌日余裕で食べていました。

 

 

平成30年のブラックアウトで困ったこと

 

結論から言うと、あまり困らなかったです。


この時の地震やブラックアウトで被害に遭った方のことを思うと、困らなかった自分がこんな記事を書いていいのか悩みましたが、ひょっとすると、参考になる方もいらっしゃるかもしれないので…。

 

 

幸い、我が家は水もガスも通じていました。
これは、助かりました。
もともと電気釜ではなくガスでご飯炊いていたし、電子レンジが使えないなら蒸せばいいし。


ブラックアウトの期間、家族が誰も体調を崩さなかったことも大きいです。
これで、持病などがあったら気が気では無かったでしょう。恵まれています。

 

非常時にもかかわらず、飲み食いできて、凍えなかったのですから、十分です。

 

北海道で何より怖いのが、冬期に災害が起こることです。
6月ごろ、ああ、今回の冬も災害が起きなかったな良かったなと、ほっとします。
5月はまだ寒い日があるから。

ですから、ライフラインが止まった時の寒さ対策も食料対策も、日ごろから心がけていました。
なので、心に余裕がありました。


この「心の余裕」というのは大きいです。
食料や水は何日ぐらい耐えられるか、ライフラインが止まっても煮炊きできるか、置き薬は足りているか、風呂トイレが使えないときどうするか……等々シミュレーションしておくと違うと思います。


これが真冬の出来事で、水道ガスまで止まり、それが何日も何日も続く状況でしたら耐えきれなかったかもしれません。
(冬期の場合、水道だけ生きていても、水道管凍結が起こり使えなくなる可能性あり)

他県に避難することも無理ですし。
まず、津軽海峡まで給油せずに行けないでしょう。

 

 

停電の中、レジが使えないので、いろいろなお店が店先でその時販売できるものを売っていました。どこも長蛇の列でした。

並んでいる方も大変ですが、お店の方も大変だったと思います。頭が下がります。

すごいことに、セイコーマートというコンビニが、車から引っ張った電気で営業していたんですよ。御飯とか炊いて販売していたようです。
うちの近所のセイコーマートも温かい食べ物を販売していたようです。

 

頼りになるのは近所のお店だなと改めて思いました。
日ごろからなるべく近所のお店を使うようにはしていましたが、より心がけるようになりました。だって、つぶれたら困るから。(変なお店はさすがに遠慮しますけど)

 

我が家は、たまたま買わずに済みましたが、家の中の備蓄が足りないタイミングで災害が起こった可能性が無いとはいえません。

その時、遠くまで買いに行けるかというと、そう簡単ではないのです。

 

まず、情報が入ってこないんですよ。

当時、わたしはガラケーだったのでそれほどでもなかったのですが、スマホの方々は早々に充電切れになってしまったそうです。子どもの臨時休校の連絡網のやり取りだけで無くなったという方もいました。

いつもなら通じるところでも圏外になっていたので、電波を探して出歩かないといけなかったりもしました。
固定電話は、全く通じませんでした。黒電話同士だったら通じたのでしょうか?

 

そして、信号が働いていないのです。

ただでさえ道幅が広く、信号のないところで向こう側に渡るのはちょっと躊躇する道路事情なんです。
さらに、ちょっと運転が乱暴といいますか、スピード出すことに頓着ないといいますか、譲ると負けると思っている方が多いと言いますか……、まあ、そんな感じなんですよ。

車が無いと不便なので、人口の割に交通量も結構あるのです。

 

昼間でも怖いのに、夜は鼻をつままれてもわからないような真っ暗闇になります。
何か飛び出してきてもぶつかる直前まで分からないんじゃないか状態です。

ブラックアウト中、交通量は激減していましたが、それでもおいそれと出歩けなかったですね。

 

なので、「スーパー〇〇にはトイレットペーパーあるらしいよ」なんていう不確かな情報だけでは「よし、ダメもとでちょっくら行ってくっか」と、気軽に言えないんですよ。

行くときは決死の覚悟で出かけないと。

 

 

恩恵を享受していることを意識していなかったいろいろな物に気づかされました。

 

一日が24時間あるというのは、電気がある生活だから言えるんですね。

北海道某地方、9月上旬といえば、6時前に日没です。
晩御飯は薄暗い中で食べ、片付けが終わったら真っ暗です。
真っ暗な中、何をやりますか?
日ごろ煌々と光る電気の下でやっているようなことは何もできません。

 

ねこさんは自分の家庭の維持をしただけですが、ブラックアウトを解消するために働いてくださった方、給水活動などの非常時にかかわる作業をして下さった方、停電で不便な中でも社会を維持する為にお仕事をして下さった様々な業種の方々がいました。

そのような多くの人に感謝します。


便利な生活は、他の方に支えられています。

 

 

……なんだか、主題がぼんやりした文章になってしまいましたが、つまりは、北から南へ移住したことにより、
「生活環境によって、災害への備えは違う」
ことに気が付いた、ということです。

 

災害に備えて、何を準備するか、どう行動するかは、当然ですが全国一律ではないですね。
起こりやすい災害の種類も違いますし。

臨機応変というのも必要ですが、ある程度のことは決めておいた方がいいと思います。

「もし、今〇〇が起きたら、どうしますか?」

 

 

 

おまけ

ブラックアウトの時、ねこさんが唯一焦った出来事

f:id:usayusadosa:20210912134101p:plain

パソコン開くまでその点に思い至らなかったというのが……まさにワーカーホリック。