昨年11月下旬の話
山口県下関市の長府庭園へ行ったときのこと。
蔵の2階に上がってみました。
・長府庭園
長府毛利藩の家老格の西運長の屋敷跡。
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「すがる」と言うと、「しがみつく」「頼る」という意味が思い浮かびます。
身体の前に「すがる」対象があってしっかりつかむイメージです。
なので、「すがらないで下さい」を見た時、「すがられても困ります。耐えられません。共倒れになって危険です」ということを伝えているかと思いました。
でも、そうではなく、山口県で「すがらないで」は「寄りかからないで」ということでした。
「寄りかかる」なら、もたれかかるということですね。しがみつく場合と違って、対象は前面とは限らないです。むしろ背面? もしくは側面?
柵に体重を預けないという意味では同じ事ですが、頼る度合いが違う感じがします。
ネットによると、「寄りかかる」を「すがる」と言うのは、山口だけではなく、島根や広島もだそうです。
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自分以外のものに頼るという面では「すがる」と「寄りかかる」は似てます。
でも、「そこ、寄りかからないで!」と、「そこ、すがらないで!」とでは、全然違うシチュエーションを想像してしまいます。「すがらない」の方が、ドラマ的な何かが起きたのか!? と意識を向けてしまいます。
しかし、中国地方西側で「すがらないで!」という言葉を聞いてキョロキョロしても、ドラマのような出来事は目撃できないってことですね。
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因みに、北海道弁で「寄りかかる」は・・・⇩