どさんこ九州に住む

北海道民が九州に移住。日々感じるカルチャーショックを4コマにしました

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4コマ「九州と本州の狭間には」(上)

K市は本州に一番近いところにあります。本州とは橋とトンネルで繋がっています。
トンネルは人と車に分かれており、上が車、下が人&自転車&原付となっております。
人道のある海底トンネルは全国に5ヶ所しかないようですね。
そのうち、国道のトンネルはここだけのようです。

 

トンネルまでエレベーターで降りるのですが、そのエレベーターも国道の一部っぽいです。
エレベーターには、
「強風などによりエレベーターが停止する場合があります」
という張り紙があります。
地下に降りていくエレベーターは風に弱いのでしょうか?
強風による高潮によって、海水が入り込んでくるということでしょうか?

謎です。

 

トンネル内は、プールのような湿った匂いがして、車が狭い場所を通るようなゴーッという音が響きます。

中程には、北海道民にとっては非常に珍しい県境があります。

 

ちょっとびっくりしたのが

まるで自転車や原チャ利用者の良心を問うかのように、山口県側出入り口に無人の料金箱がポンとおいてあります。

人は無料です。
地上の道路では、「自転車を降りて押すと歩行者扱い」になります。
それを楯に「自転車乗ってないよ。押してきたから人扱いで無料ね」と、屁理屈こかないで、ちゃんと相棒(自転車さん)の通行料を払う方ばかりだといいなと思います。

なお、車両は大きさによって150円~400円かかります。

 

で、その山口側でエレベーターに乗って地上へ出ると、そこは「壇ノ浦」です。

 

北海道に住んでいると、歴史の教科書に出てくる地名も大河ドラマに出てくる地名も、ほとんどが「遠いどこかの物語」です。
時間も距離も遙か遠くの、現実とは繋がっていない場所という感じがします。

が、こちらは違いますね。
歴史の舞台が生活している場の近くにあって、今自分がいる場所と歴史が地続きという感覚が濃くなります。

 

ちなみに、K市側から壇ノ浦を眺めると…

こんな感じ。

 

歴史に思いを馳せながらこの狭い海峡を眺めると、眼前に広がる風景とは違った景色が見えてくるようです。