初めて干潟を見たんですよ。
赤茶けた大地。
遠くに見える海。
川のように、湖水群のように点在する浅瀬に映る空の青さ。
筆舌しがたしという風景を見てしまいました。
干潟はずぶずぶと埋まるものだと思っていたら、全然埋まらなかったです。
すべての干潟がそうなのかはしりませんが、ここの地面は固くて、小波がそのまま凍りついたかのように文様を描いていました。
地面にはあちこち穴が開いておりまして、そばにフンの小山が出来ているものも多かったです。
それぞれ大きさなりなんなりが違っているところからして、きっと多様な生物が生息しているのでしょうね。
浅瀬に満ちている海水は透明で、カニがちょこちょこ走り、傍らでは取り残されたクラゲが、生きてるんだか死んでいるんだか、風任せ波任せでたゆっていました。
あ、このクラゲは水クラゲと言うのですか? 危なくないらしいですね。
とんがり帽子の巻貝がやたらいたのですが、結構なスピードで移動していたので、貝ではなくヤドカリなのかもしれません。
なんだか狂暴そうなので、触りませんでした。
初めて見る物ばかりで(生き物嫌いなパンちゃんでさえも大喜びで)、大騒ぎしましたが、何より驚いたのは、
海水がお湯だ
ということです。
その中で元気に活動しているカニさんや、ヤドカリか貝か分からない生き物さん達、熱くないんですかね?
ここの生き物さん達とは、足湯で語らうことができそうです。
結局、今年も海水浴は、憧れで終わってしまいました。
来年こそ!