K市で目撃
昭和のファッションの話。
「日焼けは健康な証拠」「日焼けすると冬になっても風邪引かない」という風潮があって、今ほど「帽子を被りなさい」と言われなかったです。
なので、今よりも帽子を被っていない子が多かったと思います。
夏らしい夏のない地方だったからでしょうか?
帽子を被る子たちは、ほぼほぼ野球帽でしたね。
キャップ型の帽子が被りたいとなると、野球帽しか選択肢がなかった気がします。
当時、北海道にはプロ野球のチームがなく、テレビでは「VSオレンジマークの黒い帽子のチーム」しか放映されてなかったです。(他の地域はどうだったんでしょう?)
だからだと思いますが、黒い帽子を被っている子が多かったです。
地域柄なのか、年代なのかわかりませんが、ねこさんが小学生の時は「男の子は黒か青」「女の子は赤」だったので、赤い帽子は女の子のものという暗黙の了解が、ねこさんの周りにはありました。
赤い帽子のファンの方に怒られちゃいますね。
戦隊ものは赤が男(リーダー)だし、ウルトラ兄弟にも赤いラインが入ってるけど、なぜ赤は女の子の色だったんでしょうね。子どもながらに不思議に思ってました。
やがて、ねこさんが住んでいた街でも、他の帽子をちらほら見るようになりました。
黒に黄色いつばの帽子とか白黒ストライプの帽子とか。
あと多分、その年に優勝したチームの帽子とか。
黒&オレンジと赤い帽子以外の帽子を被っていると「○○のファン?」と聞かれてましたよ。
で、違う帽子も売ってるんだ~と思っていたある日、帽子売り場で衝撃を受けました。
何これ、アルファベットでないマークの帽子!? 今買ってもらわないと、二度と手に入らないかも! って思いました。
今回、調べて知ったのですが、この帽子のデサインって、岡本太郎さんだったんですね。
調べて知ったと言えば…
野球帽と言えば、中に白いメッシュの部分がありました。
あれは「汗取り」と聞いていましたが、ネットで調べたところ、帽子の型崩れを予防する心材だったんですね。
あの白いメッシュ越しにものを眺めると、目に見えないはずの物が見えるのではないかと期待した日々…懐かしい思い出です。
おまけ「野球の話」
ねこさん、野球をよく知らないんですよ。
マンガの知識しかないです。
すごい人が投げたら、ボールが消えたり、何個にも増えたりするって知識しかないです。
一方、ねこさんの父は、野球大好きでした。
甲子園目指してたと言ってたし、高校卒業後も職場の野球チームにも入っていたし、テレビで野球中継は欠かさず見ていました。
そんな父を見ていると、応援しているチームの試合がどんな状態か分かるようになりました。
野球の放送終了後、ずっとスポーツニュースを見ているときは「勝った」
野球放映中に、やたらチャンネルを変えるときは「負けている」
野球が終わる前に寝てしまう時は「ボロ負け決定」