どさんこ九州に住む

北海道民が九州に移住。日々感じるカルチャーショックを4コマにしました

[当ブログはアフィリエイト広告を掲載しております]

4コマ「ほたる船発祥の地(山口県)」(2/4)~希有な光



 

ほたる船、乗ってきました。

 

写真撮影禁止、携帯も音が出ないようにして下さいとの注意を受け、静かに静かに船が動き始めます。

 

ラッキーなことに天空に月が無く、灯りからちょっと離れるだけで闇に覆われるような日でした。

 

ねこさんたちが乗った便は、ホタルが一番活発になる時間帯より遅いタイミングだったんです。それでも多くのホタルが川縁のそこかしこで明滅を繰り返していました。

日によってはあまり見られない時もあるようですし、もっとたくさん飛んでいるのを見られる日もあるそうです。

 

船は灯りをつけません。
船頭さんは、川面にちらつくわずかな光を頼りに竿をさばいて船を進めます。
闇の中でガイドさんがホタルについていろいろお話をして下さいます。

なんと、船頭さんもガイドさんも町のボランティアさんだそうです。

豊田町の皆様の力で、こんな素晴らしい体験ができるんですね。感謝です。

 

ホタルについてのオモシロ豆知識をいろいろ聞きました。

一番は、「ホタルって普通は陸生」ということでしょうか。

 

ホタルのイメージをひっくり返されました。

 

日本のホタル約50種のうち、水生ホタルは「ゲンジボタル」「ヘイケボタル」「クメジマボタル」の3種だけです。

世界で言えば、2200種類ぐらいいるそうですが、水生ホタルは十数種類ぐらいだそうです。

 

また、光らないホタルも多いです。国内のホタルの場合、卵からさなぎまではみんな光るようですが、成虫になっても光るのは13種だけらしいです(豊田ほたるの里ミュージアム「邦産ホタルのリスト」)。

 

なお、ゲンジボタル、クメジマボタルは日本固有種です。特にクメジマボタルは久米島にしかいないっぽいです。

 

ホタルと水の共演が見られるというのは、非常に稀有なことだったんですね。

 

*広告