前回に引き続き、別府温泉の鉄輪を散策中に発見
この竹製温泉冷却装置は、別府のひょうたん温泉という入浴施設で開発されたそうです。(4コマ目の巨大な装置があった。もっと大きいのもあった)
昔から使われているような仕組みに見えますが、平成生まれの新しい装置です。
ホームページによると、ここの源泉は約100℃。
適温にする為に、お湯を溜めて冷ましていたそうです。
が、それだと冷やすための時間が必要。閉店後にその時間を確保するので、どうしても閉店時刻が早くなってしまう(10時間かかったそうです)。
開店時間までに覚めなかったら加水するしかない。
で、いろいろあって、加水しないでお湯を冷やす装置の開発が始まりました。
試行錯誤を重ね、平成17年に完成したのが、この竹製温泉冷却装置「湯雨竹」。
この装置によって、湯温が高く加水するしかない温泉、掛け流しにするとお客さんが火傷しちゃうという多くの温泉が救われました。
お湯が冷めなくて困る温泉があるなんて、想像したこともなかった!
既存の電気やら冷水やらを使う冷却装置ではなく、新たに生み出されたアナログな仕組み。
自然に優しい!
見た目もダイナミックで楽しい!
現在、オーダーメイドでそれぞれの温泉に合わせたものを作っているようです。
すごーい!!!
温泉界の救世主なんじゃね!?
その「ひょうたん温泉」に入ってきました。
お風呂の他に、自分で掘って自分で埋まるタイプの砂湯もあり、楽しかったです。
∞∞
おまけ
湯の花ですが、別府の「明礬温泉」というところで作っている(育てている?)のを見ることができました。(別の機会に行ってきた)
この茅葺き? 藁葺き? の竪穴住居風建物の中で湯の花を育てています。
12月1日、2日です。