北海道某地方では、原野の真ん中でホタルが見られました。
時期になると近隣の市町村から人が集まります。
で、真っ暗なんですよ。
原野だから。
真っ暗すぎて残像がまぶしいぐらいです。目を閉じると見えるあれですよ。
気温が低いからなのか、北海道民に似て奥ゆかしいのか、飛び交うというより、草木の陰で静かに光っているのが多い。
でも、たまに、よろよろと飛んだホタルが手に止まることも!
…と、ホタルを間近で見ることができるいい場所なんです。
光は、青白い鋭い感じの光。
それがすーっと光ってすーっと消える。
空気を揺らさず光っている感じ。
この真っ暗な中で、ホタルが飛び交っていたら素敵だな~と、思うのですが、ついぞ遭遇したことがありません。
運がいいと200匹ぐらいの乱舞が見られるそうなんですが…。
一方、K市では、あちこちの川辺にホタルが生息しているようです。
うちから歩いて行ける川にもホタルがいました。
すごいですよね。だって、ここ、都会ですよ?
名所のいくつかは住宅街にあります。
何か所か行きました。
人が住んでいるので当たり前ですが、街灯が明るいです。
それに対しては、住んでいる人の生活が優先だから、文句はないんです。
ご迷惑にならぬよう、静かに見ます。夜ですからね。
川辺には降りられないので、上から眺める。
川辺の草木が作る陰の中を、ホタルがぽわーんぽわーんと光りながら飛んでいました。
光が、北海道で見たホタルよりも黄色っぽく、力強く感じました。
本当に、息を合わせるように明滅するんですね。
こんなにたくさんのホタルが飛び交うさまを、真っ暗な中でも見たいな~と思いながら眺めていました。
ホタルの様子が違うので調べてみると、北海道で見たホタルは「ヘイケボタル」九州で見たホタルは「ゲンジボタル」とのこと。
次回もホタル。
おまけ(九州の話)
(北海道民的には)近所の川
ホタルだってば。
たぶんね。