北海道に住んでいた時「夏の音」と「冬の音」の違いを意識したことはなかったです。
明らかに違いましたから。雪があるのと無いのとで。
九州に住んでひと冬越したこの日、窓を開けた瞬間、一気に夏へと引きずり込まれました。
「これ、夏の間中聴いていた音だ!」って。
ネットで調べると、夏と冬では空気の層が違う(上空と地表、どちらの気温が低いかなど)らしく、その為、音が違って聞こえるんじゃないかという記事がありました。
多分、「夏と冬では~上記の理由~で、音が違って聞こえるんだよ」
と、うんちくをひろうすれば
「へー。そうなんだ」
と、あっさり納得したんじゃないかと思います。
でもね、違うんですよ。
「豆知識」は面白くて大好きです。
しかし、ねこさんが伝えたかったのは、そういう「知識」ではなかったんです。
「窓を開けたら夏の音がした」
そのこと自体なんです。
あっ、夏だ! という感慨。
音が夏の感触を思い起こさせたこと。
それはどんな音?
冬とどう違うの?
と言われると…
夏は「ぼわんぼわん」
冬は「ピシー」…かな?
…これで通じる?
よしんば通じたとしても、「ああ、そうだね。夏だね」とはならないよね?
よく「違う! 言いたいことはそれじゃない!」
って、思うことあります。
「なんでわかってくれないの!」って。
でも、伝える方も相手に伝わる表現をしていないのかもしれない。
「自分が伝えたい事」「相手が伝えようとしていること」の中心が互いにすれ違っているのかもしれない。
なので、ねこさんは互いに「伝えよう」「理解しよう」としている時は、
最終的に伝わらなくても
「一部分でも伝わったなら、いっかー」って思うこと多いです。
すげー! ねこさん心が広い!
ちなみに、夏と冬の音を車の絵で表すとこんな感じ
人の感覚はそれぞれで面白いなーと、思ったことは、
前回のブコメとコメントで「匂い」に触れて下さった方がいたこと。
形のないものを「匂い」で感じられるなんて素敵!
北海道にいたときは玄関を開けた瞬間
「今日から秋が始まった!」と、感じる朝がありました。
あれは秋の空気を「触覚」で感じていたのかもしれないな。