どさんこ九州に住む

北海道民が九州に移住。日々感じるカルチャーショックを4コマにしました

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4コマ「夏の音から伝えることの難しさを考える(下)

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北海道に住んでいた時「夏の音」と「冬の音」の違いを意識したことはなかったです。

明らかに違いましたから。雪があるのと無いのとで。

 

九州に住んでひと冬越したこの日、窓を開けた瞬間、一気に夏へと引きずり込まれました。

「これ、夏の間中聴いていた音だ!」って。

 

ネットで調べると、夏と冬では空気の層が違う(上空と地表、どちらの気温が低いかなど)らしく、その為、音が違って聞こえるんじゃないかという記事がありました。

 

多分、「夏と冬では~上記の理由~で、音が違って聞こえるんだよ」

と、うんちくをひろうすれば

「へー。そうなんだ」

と、あっさり納得したんじゃないかと思います。

 

でもね、違うんですよ。

「豆知識」は面白くて大好きです。

しかし、ねこさんが伝えたかったのは、そういう「知識」ではなかったんです。

 

「窓を開けたら夏の音がした」

 

そのこと自体なんです。

あっ、夏だ! という感慨。

音が夏の感触を思い起こさせたこと。

 

それはどんな音?

冬とどう違うの?

と言われると…

 

夏は「ぼわんぼわん」

冬は「ピシー」…かな?

…これで通じる?

よしんば通じたとしても、「ああ、そうだね。夏だね」とはならないよね?

 

よく「違う! 言いたいことはそれじゃない!」

って、思うことあります。

「なんでわかってくれないの!」って。

 

でも、伝える方も相手に伝わる表現をしていないのかもしれない。

「自分が伝えたい事」「相手が伝えようとしていること」の中心が互いにすれ違っているのかもしれない。

 

なので、ねこさんは互いに「伝えよう」「理解しよう」としている時は、

最終的に伝わらなくても

「一部分でも伝わったなら、いっかー」って思うこと多いです。

 

すげー! ねこさん心が広い!

 

 

ちなみに、夏と冬の音を車の絵で表すとこんな感じ

 

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 人の感覚はそれぞれで面白いなーと、思ったことは、

前回のブコメとコメントで「匂い」に触れて下さった方がいたこと。

形のないものを「匂い」で感じられるなんて素敵!

 

北海道にいたときは玄関を開けた瞬間

「今日から秋が始まった!」と、感じる朝がありました。

あれは秋の空気を「触覚」で感じていたのかもしれないな。