水は重いのです。
登山の時も「必要な分の水を背負って歩けるか」が、
非力なねこさんには最重要問題だったりします。
この時は、
「水は雪を溶かせば簡単に手に入るからラッキー!」
って思い、あまり持って行きませんでした。
水よりも「防寒」を重視していました。
防寒用品も重いし嵩張るのです。
雪が溶けたら嵩が減るっていうのは、経験上知っていました。
しかし、わざわざ「溶かして水を得よう」と思ったことがそれまでは
無かったので、そこまで差があるとは想像したことがありませんでした。
「これだけ(雪を)詰めれば、3分の1ぐらい溜まるんじゃない?」
なーんて、楽観視していたら、「底にちょびっ」ですよ。あなた。
極寒の地に降ったばかりの、
さらっさらで、ふっかふっかの新雪だったので、
よけい空気の保有率が高かったのかもしれません。
おまけに、
焦りと寒さと着ぶくれで自分の身体を動かす感覚が鈍ってしまい
雪を追加した際に、手袋履いた手が鍋に当たり、
やっと溜まった水をひっくり返しちゃったり…。
予め「効率が悪い」ことを知っていれば、
焦ったりしなかったろうなと思います。
「知識」があるのと無いのでは、同じことをしても、
気持ちにも行動にも雲泥の差が生まれます。
まあ、いろいろ「まずい!」「しくじった!」と思いましたが、
「うまかっちゃん」は食べることができました。
あ、北海道民は手袋を「履きます」。
誤字じゃないです。