…雪を落としたり、窓に凍り付いた氷をかき落としたりする道具…
に比べ、出番は少ないですが、いつも積んでいました。
ねこさんはこの3つで生き延びましたよ。
居住地区や、雪の状況、車の性能、
運転する技能などなど条件が違うので、
人によって何を積むかは違うと思います。
そこんとこ、ご承知おきを~!
ちなみに「砂袋」を積んでいる知り合いが結構いました。
重さで滑りにくくなるそうです。
でも、少なくとも「雪かきスコップ」は積んでいた方がいいと思いますよ。
で、3種の神器の紹介は終わり。
この先は「ねこさん車を落とすの巻」長文です。
とばしてもいいです。
4コマ目の事故は、車を落とした経験2度目の図です。
1度目は、大したことなかったんです。
頑張れば車4台並列で走れんじゃね?
というような、北海道でよく見る幅の広い2車線道路。
運よく、他に走っている車もいませんでした。
車がつるっといきましてね。
フィギュアスケートの選手ばりにくるくるっと優雅に回り、
道路と牧草地の間に、そのままズドーンと落ちました。
そんなに離れていないところに、酪農家さんのお宅が見えます。
電話を借りようと(携帯電話なんてSFの世界だった時代)目指しました。
道路はつるつる。
さすがの北海道民もてくてく歩けない状態。
トムとジェリーのように、足でツーイツーイと滑りながら、
あっという間にたどり着きます。
事情を説明すると、そこのおじさんが、
トラクターで車を引き揚げてくださいました。
ありがとう! おじさん!
車はバンパー外れ、ちょっとドアがへこんだだけ。
バンパーは「ばん!」って叩いたら、ほら、元通り!
ねこさんも軽い打撲で済みました。
大変だったのが2度目。
仕事帰りのことです。
前々回の4コマで紹介した勤務先です。
本州の国道と同じぐらいか、少し狭い、
山の中を走る2車線道路でした。
小さな集落へと続く「脇道」だと思ってください。
ちょっと、路面状況に不安はあったのですが、
回り道をした先も安全かどうかわかりませんので、
そろそろと車を走らせました。
と、丁度てっぺんを越えたあたりで、
車が勝手にスーッと滑り出したんです!
エルム街の悪夢のラストですよ! まるで!
運転手の意思なんか無視ですよ! 無視!
北海道在住の方でしたら、ご理解いただけるかと思いますが、
道路の除雪の上手さは、市町村によって全然違います。
(除雪費の予算にもよるかも)
その道路、ちょうど2つの町をまたがっていまして、
十数メートル向こうに、きれいに除雪された場所が見える!
運悪く下手な方で滑っちゃったけど、
そのまままっすぐ滑り続けられたら、助かる!
やったー!エルム街より、希望がある!
…でも、無情にも車はガーターレーンにすいこまれるボールのように路肩へ…!
ここは山の中。結構な斜面が目の前に!
ねこさんはパニックになり硬直! 悲鳴も出ません!
でも、神は見捨てなかった!
除雪で積まれた雪山に運よくひっかかり、ブラーンで済みました。
ありがとう! 雪!
(いや…雪が無かったらすべんなかったんじゃね?)
何とか車から這い出ましたが、途方に暮れるねこさん。
何しろ、山の中ですから。
携帯電話は無く…あったとしても、電波の届かない場所。
とりあえず一番近い集落まで…と、歩き始めたところ、
運よく「近道」していたトラックが通りかかり、
助けて下さいました。
ありがとう! 赤いトラックのおじさん!
でね、ちょっとこの事故には不満がありまして…
この日、ねこさんはお仕事お休み日だったんです。
でも、出勤することが勝手に決まっていました。
サービス勤務? っていうんですか?
給料とは関係ない出勤と言うことです。
「出勤してないはずの日」の事故だったので、
上司は「職場は関係ない。良かった!」って感じでしたね。
運よく打撲だけだったので、病院には行かないで済みましたが、
多分、死んでいても知らぬ存ぜぬだったんだろうなー。
なんか、ねこさんが自主的に勝手に出勤したことに
皆さんの記憶が書き替えられたようで、
その日、出勤を命じた方も、
サービス勤務を黙認していた上司も、
「知らんぷり」でした。
でも、車の修理の間、代車が無くて困っていたら
(公共の交通機関を使うと、10km歩く必要あり)
親切な同僚が乗せてくれましたっけ。
まあ、つまり…
世の中「親切な人の方が多かった」ってことですね!
おまけ
ガムテープも持ち歩いていてよかった!