どさんこ九州に住む

北海道民が九州に移住。日々感じるカルチャーショックを4コマにしました

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4コマ漫画の描き方 ~素人だって考えるべさ

どうも~ナツネコで~す。

ねこさんの中の人で~す。

ブログ始めてから、今日で2か月になりました。

と、言うことは、4コマ描き始めて2か月で~す。

 

目標の週5本、今のところ続けることができています。

これって「新聞の4コマいけんじゃね?」と、

勘違いは……していませんよー。

 

さて、今回は、

ナツネコが何を意識して4コマを描いているかを紹介したいと思います。

 

こんな「どシロート」の話は鼻紙にもならないでしょうが、

「素人なりに考えながら描いてるんだな~」と、温かい目でお願いします。

 

※あくまで素人の考えです。

 これがスタンダードと思わないでくださいね!

 

目次 

 

1.4コマの種類を考察

 

まず、ナツネコが考える4コマは3種類あります。

 

① 「作文タイプ」

 これは、子どもの作文と同じです。

 つまり、出来事や伝えたい事を4つの場面に分けてお話を作ります。

 

1コマ目…はじめ

2コマ目…出来事①

3コマ目…出来事②

4コマ目…終わり

 

「落ち」はあってもなくても構いません。

丁度区切りのいいところで終わればいいです。

 

1コマ目…公園へ行った。

2コマ目…ブランコにのった。

3コマ目…滑り台で滑った。

4コマ目…家に帰った。

 

 こんな感じです。

 このタイプは、描きやすいです。

 ただ、4つの場面をセレクトすればいいだけですから。

 

 このタイプは「落ち」を考えなくていいのでオールマイティーです。

 

4コマでは描き切れない長いお話もいけます。

 続き物にすればいいんです。

 1本目ブランコの話、2本目滑り台の話、3本目…という感じです。

 

 出来事(お話)自体が面白かったり、衝撃的だったり、共感できる内容だったりするのでしたら、このタイプでも十分だと思います。

 

 ② 「説明文タイプ」

 これは、説明したいことを4つの項目に整理して描きます。

 これも「落ち」はあっても無くても構いません。

 

1コマ目…はじめに

2コマ目…次に

3コマ目…それから

4コマ目…最後に(まとめ)

 

 こんな感じです。

 このタイプは、選ぶ項目によって、相手への伝わり方が変わると思います。

 

1コマ目…肉を切る

2コマ目…野菜を切る

3コマ目…材料を炒める

4コマ目…カレーの完成

 

 と

 

1コマ目…材料を切る

2コマ目…材料を煮る

3コマ目…カレールーを入れる

4コマ目…カレーの完成

 

とでは、伝わりやすさが違うと思いませんか?

 どの項目を選ぶか、あるいはまとめて描くか考えることが大切です。

 まあ、上下に分けて描けば8コマありますから、何とかなりますけどね。

 

1コマ目…毛糸の手袋

2コマ目…ゴムの手袋

3コマ目…綿の手袋

4コマ目…手袋には種類がたくさんある

 

のように全然ストーリーの無いものでも、OKです。

 

③「起承転結はっきりタイプ」

「起承転結」…日本では文を書く上でよく言われる言葉です。

 

4コマにこれを当てはめると…

 

1コマ目…起(本題のはじめ)

2コマ目…承(1コマ目の続き)

3コマ目…転(話が動く部分)

4コマ目…結(本題の終結

 

…という感じですかね?

 

 ナツネコは「結」に「落ち」は必須だと思っています。

「落ち」は必ずしも「笑い」や「驚き」でなくてもいいと思っています。

 個人的には読んだ人の心がちょっと動く内容…それが「落ち」だと思っています。

 

なお、

 この「起承転結」にそって文を書くことについては、賛否両論あるようです。

 また「起承転結」は表現方法(漢詩、国語教育、小説、漫画などなど)によって違うとらえ方をされるようですので、ここに書かれていることが正解と思わないでくださいね。

 

「作文タイプ」と似てますが、「作文タイプ」は「起承承結」でもいけると思いますし、

 1本目「起」 2本目「承」 3本目「転」 4本目「結」 とすることも可能です。

つまり、4つのコマに「起承転結」全てを詰め込まなくても描くことが出来るのです。

 

2.ナツネコの場合

 

 ナツネコが4コマの題材にしている内容の大部分は、生活で感じる「自分のちょっとした思い」や「ちょっとした出来事」です。

 そこで生活する人にとっては、ごくごく普通のことです。

 なので、「作文タイプ」や「説明文タイプ」で表現しても面白くないんじゃないかと思うのです。

 で、目指すのが「起承転結はっきりタイプ」なのですが、これがなかなか難しいんです。とくに「転」と「結(落ち)」が難しいんです。

 

3.具体的に4コマで説明すると…

 K市のモノレールには「999」をテーマにしたものがあります。

 それを初めて見たときのことをかいてみます。

 

①作文で

  モノレール

        夏☆ねこ

 〇月〇日、家族でモノレールに乗りました。

 駅で待っていると、モノレールがやってきました。

 車体の正面に目が描いてあるのが見えました。

「なんだろう」

と、びっくりしました。

 よく見ると、メーテルの目でした。

 おもしろかったです。

 K市のモノレールはすごいと思いました。

 

…小学2年生だったらAをもらえる作文ですね!

 

で、これをそのまま4コマにしてみます。

 

②出来事そのまま4コマ

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…まあ、「作文タイプ」ならこんな感じです。

「起承転結」なんかわざわざ考えなくても、4コマになりました。

読んでいる人にも「K市には999のモノレールがあるんだね」という情報が伝わります。

…でも、これ、ほのぼのしているのはいいのですが…

面白みに欠けるというか、迫力がないというか…

 

で、起承転結を意識して描き直します

 

③起承転結を意識する~その1

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 これは、4コマ描き始めたころの作品ですが、「ボツ」にしたやつです。

 下手くそなりに起承転結を意識して一生懸命に描いたのですが、面白くないんですよ。

 勢いがないというか、なんか「結」も無理やりな感じですし…。

 

 

で、どうしたかというと…

「自分はこの4コマで何を伝えたいか」を考え直しました。

 

迫ってくるモノレールを見て

「なんだあれ?」と思った「衝撃」を伝えたい。

 

そこで、余計なものは省き、構築しなおしました。

 

④起承転結を意識する~その2

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…と、まあ、こうなりました。

面白い、面白くないは別として、こちらの方が、

伝えたかったこと(自分が感じた衝撃)が表現されたと思いますし、

なにより、

「4コマらしくなった」と思いませんか?

 

え? 最初のやつの方が自然でいいって? 

え? 銀河鉄道宮沢賢治だって?

 

 4.終わりに

 

 今回の記事は、あくまで「ナツネコ個人」の「素人」による『「素人」が漫画を描く上で意識していること』の紹介です。

 4コマの分類も個人的に考えたことです。スタンダードじゃないです。

 

「参考にしてね」「こう描くんだよ」ではなく

「4つのコマでどう表現するか、素人なりに結構真面目に考えて描いています」

という記事でした。(しつこい? いやいや、詳しい人に突っ込まれたら太刀打ちできないからさー。ナツネコ気が小っちゃいから、へこんで押し入れから出てこれなくなるからさー。逃げ道を用意しておくのよ。事前に)

 

正直「ちゃんと学んだ人にはかなわないなー」と思っています。

学校に通うのは難しいので、

最近、図書館で漫画の描き方なんかの本を借りてきたりしています。

なんか、いい本があったら教えてください。

 

これからも試行錯誤しながら挑戦していきます。

 

長々と失礼しました。