どさんこ九州に住む

北海道民が九州に移住。日々感じるカルチャーショックを4コマにしました

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4コマ「日本のバラ? 日本の名前がついてます」

K市 4月上旬

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椿は日本原産らしいです。

椿の学名は「Camellia Japonica(カメリア ジャポニカ)」。

ジャポニカは「日本の」という意味です。

椿は英語で「カメリア」。

カメリアは椿の属名で、学名がそのまま英語名になった珍しい例だそうです。

 

ウィキペディアによると、椿の北限は青森県らしいです。

北海道でも、一部の割りと温暖な方の地域ならば、露地でも生育しているかもしれませんが、ねこさんの住んでいた某地方には生えてなかったです。寒いから。

 

それで、子ども達は引っ越してきてから、椿を見ました。

けど、赤くて一重で雄しべがモサモサしているやつは「椿」と知っても、八重咲きは別の花、「バラ」だと思っていたようです。

 

そういえば、トラわんは赤い椿を「ハマナスに似た花」と言っていました。
ハマナスはバラの仲間です。

 

ネットでは、ヨーロッパでは椿のことを「日本のバラ」と呼んでいたという記述がありましたが、根拠となる物が見つかりませんでした。椿が紹介された当時、本当にそう呼ばれていたのでしたら、うまくオチがついたのですが。

 

椿って種類が豊富です。

NHKの「趣味の園芸」によると、6000種類ぐらいの品種があるそうです。

K市でも、山や公園、街路樹、個人のお庭などに植えられている椿が次々と千差万別な花を咲かせ、大変見事です。

 

花は多様化していても、葉や幹を見ると「椿」とわかります。花よりもそちらの方が、椿として変われない本質なのかもしれません。

 

4コマ「近くに見えるけど…」

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道の駅「おだいとう」のホームページによると、野付半島から国後島までは16kmぐらいだそうです。
天気の良い日に眺めると、びっくりするぐらいはっきりくっきり見えます。

 

野付半島をご存じない方にご紹介↓

koulog.hatenadiary.com


 

でも、北海道根室納沙布岬から北方領土歯舞諸島貝殻島までは3.7kmらしいので、もっと近いですね。
納沙布岬も何度か行った記憶はあるのですが、肝心の島影の記憶がぼやけてます。
天気が悪かったのかもしれません。

 

K市の門司港下関市の唐戸の間は船で5分。

近いです。
泳いで渡れるんじゃない? 
と思える近さですが、船でもうっかりすると流されてしまうらしい、危険な潮流があるとのことです。
しかも、首都高並の混雑航路らしいです。
首都高、行ったこと無いから分からないけど。

 

ウィキペディアによると、
宗谷海峡42km。
対馬海峡200km(九州ー対馬が132km、対馬朝鮮半島が49.5Km)。

北海道と青森の間の津軽海峡は18.7km。
佐渡海峡が31.5km。
明石海峡が4km。
鳴門海峡が1.3km。

……日本って海峡がいっぱいあることが分かってここら辺で断念しました。

 

なお、香川県には、世界最小幅(9.93m)の土渕海峡があるそうです。
泳ぐの可能?

4コマ「美を求める心の飽くなき探究心」

K市の話

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こちらでは、泥付きのまま売るのが一般的なようです。

前回のレンコン話にいただいたブコメ、コメントによると、東の方では泥つきではない?

 

レンコンの泥って、全然ざらざらしてないんですね。

すっごく滑らかで、これって「フランスのどこだか地方の泥パック」とか謳っているやつに負けないんじゃ?

と、思ってしまうのは、ねこさんだけではないかと思います。

レンコンの泥で泥パックをやって美魔女になった方がいらっしゃいましたら、是非教えていただきたいです。

 

きっと、農家の方が、何年も何十年もかけて作り上げた極上の泥なのでしょうね。

泥に植えたり収穫したり、大変な作業かと想像します。

 

 

さて、そのレンコンですが、2022年の出荷量を農水省のデーターで調べてみると…

1位 茨城
2位 徳島
3位 佐賀
4位 愛知
5位 山口
6位 熊本
7位 岡山
8位 兵庫

……あれ? 全国で8県だけ?

念のため「県名 蓮根」でネット検索をすると、上記以外でも栽培している県がでてきました。ちょっと全県は調べきれなかったので、農水省のデータだけでご勘弁を。

 

なお、上位の3県で全国の7割の収穫量を占めているそうです。

 

レンコンは寒さが苦手らしく、凍るとダメとのこと。

最適育成温度は25~30℃。北海道を含め、冬が長く厳しいところは厳しそうですね。

 

それにしても、レンコンが育たない地域、収穫量が少ない地域の食卓にもレンコンがのるんだから、すごいよね。


流通ってありがたいね。
農家さんって偉大だね。

買わないと作ってくれる人がいなくなっちゃうから、今日も買いに行くよ。

おいしいレンコンありがとう~!

 


 

4コマ「レンコンの穴を覗いてみたら、何が見える?」

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ネットで、2020年のレンコンの消費量を調べると…

F県11位(一人あたりの年間消費数は330gぐらいらしい)とのこと。
一方、北海道は39位(一人あたりの年間消費数は172gくらいらしい)だそうです。
北海道の消費量はF県の半分強ですね。

どうやって調べるんでしょうね。すごいですね。

 

さらに北海道某地方は、北海道平均より少ないんじゃ無いかなと感じます。

 

レンコンですが、時々白いやつが売ってました。
でも、そのうち並んでいるのは、一様に穴の黒いやつだけになり、それがしばらく続きます。
一度入荷して、売り切れるまで、あるいは廃棄するまでは、新たに入荷してないような感じがするんですよ。
よく売れるなら、どんどん新しいのが並ぶと思うんですよ。

 

「買う人が少ないから漂白したレンコンを売るしかないんだ」というお話を聞いたこともあります。

 

子どもの頃を思い返すと、レンコンって、おせちに入っているうま煮でしか食べたことが無かったです。なんかゴリゴリザリザリしている食べ物だなって思いました。

 

大人になり自炊を始めるようになった頃はそれなりにお店に並ぶようになっていました。けど、大抵、穴の黒いやつしか売ってない。
すると、そういう食べ物なんだと思うわけですよ。

黒いとこ嫌だな~と思って、ひと穴ずつ洗ったり削ったりしてたのですが、すごく大変。洗っても落ちないし!
レンコンを食べるのが当たり前の地域の方って、どうやってんだろうって思いました。
レンコン専用ブラシか、レンコン穴専用くり抜き機があるとしか思えなかったです。

 

そのうち、穴が黒いのは古いレンコンだと知ったけどね。

 

K市で売っているレンコンは、ちょっと透明感のあるクリーム色で、ゴリゴリしていない! 採れる場所に近い(隣の佐賀県産が売っている)と、こんなに違うんだと思いました。

 

こちらでは、ひと節で売っていることが多いみたいですが、切っているのもあります。
不思議なのが、穴に泥が入ってないことなんですよね。

レンコンが見えないぐらい泥に覆われているわけではないのですが、それでも切り口や穴が汚れるんじゃないかと思うんです。

切り口と穴だけ洗ってる?

やっぱり達人がいる?

 

そこで、実際に泥つきレンコンを洗わずに輪切りにしてみました。
ちなみに泥は、「ほっぺのニベア伸びてないよ」と指摘されるような、寒い時期のニベアの塗り具合と同じ感じです。

 

すると…

初めのうち、切り口は意外と綺麗。
ところが、切っているうちにレンコンの汁で泥が生き返ってきて(緩んできて)切り口にもつき始めました。

穴には入らなかったです。

……穴には入らない……
これって、つまり、ねこさんも達人の域ってこと!?

 

まあ、それはさておき、切り口を(いちいち)拭けば、または包丁を一回ごとに(いちいち)拭けば、それほど汚れない?
お店の人は(いちいち)それをやっている?

それとも……
やっぱり達人がいる!? 

 

なお、泥付きのまま切ると、洗い落とすのが大層面倒くさいかったので、お薦めしません。

 

次回もレンコン話~

 

 

4コマ「つっぺ」

K市 トラわん「中学校で緊急事態」

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北海道では、鼻血が出たら「つっぺ」します。

鼻血以外でも、何かを詰めて栓をすることを「つっぺする」といいます。

「つっぺ」は詰め物のことです。

 

薄々気づいていましたが、方言だったんですね。

 

うさぎさんに、鼻血が出たときつめるあれのことを何と言うかきいてみました。

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どうも、全国的にも「鼻栓」(はなせん・びせん)と呼ぶらしいです。

 

絆創膏のように、地域地域で違う呼び名があるんじゃないかと期待してたんですけど。

 

↓イェリクさんのこちらの記事の後半に絆創膏の方言地図が載っていました。

jerich.hatenablog.com

 

ちなみに、ねこさんは絆創膏を「サビオ」と呼んでいましたが、気づいたら「カットバン」とも言うようになっていました。

うさぎさんは「バンドエイド」だそうです。

ねこさんにとって「バンドエイド」は、絆創膏の総称ではなく高級絆創膏の商品名です。

 

なお、鼻に詰めるあれの商品名を検索すると「鼻ぽん」というのしか見つかりませんでした。

鼻ぽん」の独り勝ち?
「つっぺ」で売ればいいのに。

 

 

 

4コマ「食べ物の好き嫌い~逃げる? 戦う? だはんこく?」

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オキュートについては…

usayusadosa.hatenablog.com

 

ねこさんは、大抵の物がおいしく食べられます。
旅先でも困ったことがありません。

ありがたいことです。

 

正確に言うと、好き嫌いが無いのではなく、嫌いな物でも平気で食べられるということです。

今のところ無敗です。

 

長所だと思うのですが、「何でもおいしいと言うから当てにならない」とよく言われます。

 

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だはんこく北海道弁

だだをこねる。わがままを言う。
口で文句を言う程度ではなく、地団駄を踏むぐらい激しいわがままです。

だはんこく子のことを「だはんこき」と言いますが、北海道でもあまり聞かなくなってきてるかもしれません。

 

パンちゃんが3つぐらいの時の話ですが、「だはんこき」を知らない方に
「パンちゃん『だはんこき』ださ」
と、言ったら、なるほどと納得されました。

「ぱんちゃん『The 反抗期』ださ」
と聞こえたそうです。

 

 

4コマ「安全な暮らし(下)」~雪かきで心がける

前回の話とゆるくつながっています。

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自分ちの前の道は自分で雪かきをします。
でも、強制ではないし、そうしている家が多いというだけなので、しないからダメというわけではありません。
雪かきする余裕の無い事情もあったりしますからね。


せっかく雪かきしても、除雪車が雪を落として行ったり、近所の人が雪を押しつけて行くこともあります。


一方、小型除雪機を持っている親切な企業の方が近所の歩道を除雪してくれることもあります。
ありがたい話です。

 

除雪されていない歩道は、通行人の力により獣道が作られます。

 

 

おまけ

排水溝、集水枡、雨水枡の話

4コマに描いた車道脇の網の蓋がついたあれを「排水溝」とねこさんは呼んでいましたが、「集水枡」と呼ぶのが正しいのかもしれません。 
それとも雨水枡?
すみません。違いがよく分かりません。

(以下、集水枡で)

 

その集水枡ですが…

北海道の集水枡は、地面より少しくぼんでいるところが多いです。

念のため、グーグルのストリートビューで適当に抜き出して確認してみましたが、ほとんどの道路でへっこんでました。

(へっこむ=引っ込んでいること、くぼんでいること)

自転車で車道を走るとき、この段差が不快なんですよね。

 

北海道の車道端の集水枡はこんな感じでくぼんでいるのが多い

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もう、この上を通るたびにガタンガタンとハンドルをとられるんですよ。
これが嫌で車道の端っこを走らない自転車もあるぐらいです。

 

ところが、K市に引っ越してきたとき、この集水枡とアスファルトとの段差が無くてびっくり。段差があって当たり前と思っていましたから。

K市の集水枡

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いくつかの県の道路を見てみましたが、どうもみんなへっこんでないような……?
ひょっとして段差があるのは北海道だけですか? 
しかも、他府県では、この網自体がなかなか見つからない道路も多かったです。
(車道ではなく縁石に穴が開いているとか)

 

 

なぜ違うのか、検索してみました。

明確に理由を書いてある文章は見つけられなかったのですが、ひとつだけこれかなというものが。

 

北海道の羊蹄山周辺で、自転車で安全に旅ができるよう、車道端の雨水枡(集水枡?)の段差を無くす検証をしたらしいんです。
その文章によると、除雪車の前に取り付けられている板(スノープラウ)との衝突を避けるために通常2cm程度低くしているとのこと。

 

と、言うことは、除雪車の活躍が少ない地域が「No段差」で設置していた?

しかし、雪が多そうな長野県で除雪車が引っかけたことによる集水枡の歪みについての記事を見つけたので(それは平らに設置しているように見えた)、必ずしも積雪とは関係ない?

 

うーん。謎だ。

 

いずれにせよ、自転車にとっては嫌な段差ですが、このわずかな窪みが雪解け水の排水を簡単にしてくれている気がしないでもありません。